ビジネスプラン発表会開催

 本プロジェクトの大きな特徴が、参加者が主体となってビジネスプランを作成することにあります。横浜国大での特別プログラム「中学生のための起業家育成スクール」を受講したあと、8月終わりに「起業体験ワークショップ」で模擬起業体験を行いました。こうして、利益の構造や事業の成否に影響する要素について学び、いよいよビジネスプラン策定に取り掛かりました。
 ビジネスプランは「社会に貢献する持続可能な、独自性があり、社会を変革するビジネス」であることが求められます。参加者は5〜6人で会社に見立てたグループを作り、企業理念やどのような課題を解決するサービスや商品にするのか、またその対象者などについて話し合ってプランを策定していきました。
 また、各グループにはメンターとして経験豊富なビジネスパーソンが一人ずつつきます。話し合いが詰まったときに助け舟を出すなど、ビジネスプランの策定がスムーズに進むようにサポートしました。
 月に1度の集合研修で大事なことや進め方を話し合い、それ以外の時間でも個別に集まったり、LINEなどで連絡を取り合いながら、担当している作業を進めていきました。

 

 そうして12月11日、ビジネスプランの発表会を迎えました。会場は横浜ベイシェラトンホテル。メンバーは緊張感を漂わせつつも、一流ホテルの雰囲気に負けない気合の入った表情で会場に姿を見せました。

 

 発表会には、AOKI起業家育成プロジェクト青木擴憲実行委員長をはじめ、経済産業省から経済産業政策局新規産業室の矢野貴大氏、一般財団法人神奈川県立私立中学高等学校協会理事長の工藤誠一氏、横浜市教育委員会の後明好美氏、また横浜国立大学成長戦略研究センターからも特別講座で講師を勤めた先生方が出席。家族も駆けつけ、発表を見守ります。

 

 発表の時間は1グループ約10分。社名に込めた思いや解決したい課題、商品、サービスの内容や収益の見込みなど、パワーポイントを使って説明しました。緊張しながらも、何度も練習を重ねた成果を存分に発揮しました。

 

 

 来賓の方の講評として、「高校生や大学生を対象にしたビジネスプランコンテストはあるけれど、中学生が策定するのははじめて」といったものや、「プレゼンが自由でフレッシュ。しかも熱があり、夢を感じた」。「発表が目的ではない。プランの実現に向けて頑張って欲しい。それが自分たちの未来を作ることになる」といったお言葉をいただきました。

 

 続いて、特別講演として登壇したのが株式会社ユーグレナ代表取締役社長の出雲充氏です。2012年に東京証券取引所マザーズに上場を果たし、2015年には出雲氏が日本ベンチャー大賞で内閣総理大臣賞を受賞していますが、2005年の設立当初は、2年間で500社を訪問するも採用してくれる会社が現れず、大変な苦労をされたそうです。

 

 そんな経験を披露しながら、諦めない大切さを語った出雲氏。成功の確率が1%だったとしても、2回やれば成功する確率は1.99%に、100回繰り返せば約63%にあがります。1度で成功しようと思わないこと。諦めないことで道は開けてくる、と激励しました。

 

 3カ月かけて練ったビジネスプランの発表を無事に終えたメンバーは、「みんなと話し合いながら、ここまで作り上げることができて楽しかった」と満足した表情を浮かべながら会場を後にしました。

 

 

 

© AOKI起業家育成プロジェクト実行委員会